Ruputer持って出かけよう!
Ruputer持ち歩き記

SII Ruputer Pro MP-120
Ruputerってなにさ?
セイコーインスツルメンツ(というよりSIIって書いた方が通りがいい:-))が出した「ウェアラブルPC」、腕時計型PCです。
この製品、リリースは1998年10月と、2年ほど前の製品で当時話題になった記憶があるのですが、価格が意外と高く、当時の自分にはおいそれと手が出せるものではなかった記憶があります。といっても、多分2万円ちょいだったと思うのですが:-)。
最近、フラッシュメモリ4MBモデルなどが出たらしく、出てからも時間が経ったということか値崩れが起こっているらしく、自分は秋葉原の若松通商で6,980円で購入しました:-)。
何が出来るの?
Ruputerのパッケージには、Ruputer本体、パソコン(Windows95以降機)と接続する「ドッキングステーション」、パソコン用ソフトウエアを収めたCD-ROM等が入っています。基本的にはパソコンを母艦として使う物のようです。
CD-ROMにはRuputerとやりとりを行う通信ソフトのほか、PIMソフト(電話帳、メモ、スケジュール、ToDo等)が入ってます。このデータを、Ruputerと同期させることが出来るわけです:-)。
もちろんこれらのソフトは(入れにくいけど)Ruputerでもデータを入力することが可能です。
他には電卓などのアクセサリ、そして「時計」アプリケーションが入ってます:-)。あくまで腕時計型PCなので、時計もひとつのアプリケーションとして動作するわけです。
で、出来るのそれだけ?
いえいえ、それだとただの「腕時計型PIM」になってしまいます:-)。
Ruputerの「腕時計型PC」としての真髄は
- Ruputer用ソフトウエアの開発環境が無償で提供されていること
- これを使って作られたフリーソフトウエアがあること
かと思います:-)。開発環境はWindows上で動作する「gcc」と、Ruputer用のライブラリで構成されています。また「Code Warrior」を使った統合環境もダウンロードで手に入れることが出来ます:-)自分は使ってないので判りません(^^;。
基本的には普通にC言語で、Ruputerのイベント制御を行う部分などで作法がありますが、DOSでプログラムを組んでた方ならそんなに難しくなくソースを書けるかと思います。
フリーソフトウエアはRuputerのWebサイト「Ruputer.com」にまとめてあり、ここからダウンロードすることが出来ます。ゲーム、アプリ、ツール等、多種多様といった感じです。
ちなみにおいらは標準で付いてたソフトはほとんど使ってないです:-P。
Ruputer持ちある記 1日目
購入した翌日、会社で「Ruputer買ったよぉ〜」という話をすると「そーゆーものは持ってこなきゃ:-)」という話が出たので、その翌日、会社に持って行ってみることにしました。
腕につけてみると、確かに大きいのは大きいですが、そんなに重くないです:-)。いつも持ち歩いてる時計と同じ位の重さ。
自宅最寄駅について時間を見ようとすると、画面には何も出てないです。そう、Ruputerは普通の時計と比べると当たり前ですが電池食いなので、省電力設定が出来るようになってるわけです。デフォルトは1分操作が無ければサスペンドという設定なので、普通は腕を見ても何も出てない状況になるわけです。これは慣れないと違和感大きいかも。
ということで、時計アプリ(この時は拙作「がぅ」の作りかけ版)を立ち上げておく。こうしておけば、何かボタンかカーソールスティックをちょこんと押してあげればちゃんと時計な訳ですし:-)。
この日入れてたアプリは「Ruputer お助け時刻表」。HP-200LXやWindowsCE等でおなじみの「NextTrain」のクローンで、時刻表データを入れておくと、現在時刻から次の電車を探して表示してくれるというソフトです。
これが腕時計についてると確かに便利:-)。出しっぱなしにしておけば、現在時刻、次の電車の時刻、出発までの残り時間が表示される訳です:-)。ならでは、というアプリだなぁ、と実感。
Ruputer持ちある記 2日目
この日は会社で使っているノートパソコンと赤外線でデータをやりとりできるか、という実験のために会社に持って行ってみました。
IrDAを使うためにはパソコン側ソフトのバージョンアップと、Ruputer側にIrDA対応のファイル転送ソフトが必要ということで、前日にRuputerにアプリを転送して、パソコン側ソフトはメールで会社宛に送っておきました:-)。パソコン側ソフトはシンさん作のRuputer簡易ファイルアップロード「RupUplod」とSII提供のDLLという組み合わせです。
定時後にZDNetに行って、気になる記事(ちょっと長め)を1個選び、ブラウザからテキストエディタにコピー&ペーストをすることでテキストファイルを作ってみました。
で、Ruputerに転送…と思いきや、あれ?このマシン、IrDAのソフト(コントロールパネル→赤外線ってやつです)が入ってないじゃん(^^;、と探してみる。どうもWin95にはIrDAスタックは標準では入っていないっぽい(^^;。うーん、と思ってみると、よく考えたらRuputerの内蔵ファイラーにも「赤外線」という項目があった。とりあえずやってみると成功:-)。
このテキストを、テキストエディタ「Naiview」(Yagshiさん作)のオートスクロール機能を使って、電車の中で読んでみたりとかしてみました:-)。7500バイトのテキストを読むのに、武蔵野線東所沢→北朝霞、東上線朝霞台→ふじみ野手前で、合計15分ちょいって所でしょうか。いい暇つぶしにはなりますが、腕をよっぽど上げるか首をよっぽど下げるかしないと非常に疲れます(^^;。うーん。
総括
ということで、確かに細かい不満は残るものの、こういう形でのウエアラブルPCを提唱した功績は大きいし、何より面白いです:-)。時計アプリを使えば、文字盤が自由に変えられる時計としても使えますが、それが7000円と考えれば間違い無く安いです:-)し、プログラムを組める方は、自分の書いたコードが腕で動いてるというのは、それなりにたまらないものがあるかと思います:-)。とりあえず、環境をつめて行けばもっと楽しい環境になるかもしれません:-)
もしかしたらまだ在庫があるかもしれません。興味を持った方は若松通商のPS/PLAZAのページとRuputer.comを是非ともご確認下さい。ねっ:-)。
(2000.6.3 記)